2017/03/05(日)、テレビを観ていると玉野競輪のCMが流れていて、ちょうど記念競輪の最終日・決勝戦が行われる日だと知り、本当に久々となる玉野競輪に行くことにする。
前回の玉野競輪は2007年の10月だったかなぁ、10年弱ぶりの玉野競輪。
その前の週に行った園田競馬で3連複の万馬券を当てて、それを元手に各地の公営競技を巡ろうとした時の第一弾が玉野競輪。
初めての玉野競輪の印象は
- 太ももゴッツイなぁ
- ラーメンおいしくないなぁ
- こんな売上でやっていけるの!?
正直そこまで惹かれることはなく、その次に行った児島競艇でオール女子戦のクラリスカップが行われていて、そちらの方が当たるし面白いしですっかり競艇の魅力にハマってしまい、競輪場に再び行くことはなかった。
公営ギャンブルの中では競馬とボートレースは今でもよくネットの中継を観るが、上述の通り競輪と、住んでいる場所的に縁遠いオートレースはあまり観ない。
特に競輪は全くと言って良いほど観なくて、記憶にある中で最後に観たのが2009年に海老根が優勝したKEIRINグランプリのテレビ中継。
確か武豊が出演していたかな。
ながら観戦だったけど、フィニッシュラインを目前にした争いには、ついつい中継に釘付けになってしまった。
前回の玉野競輪は一度も当たることがなく大惨敗、果たして今回は一つくらいは的中できるだろうか。
超久々の宇野駅~玉野競輪場
玉野競輪が10年ぶりなら、その最寄り駅の宇野駅も10年ぶり。
駅構内では懐かしさも何も感じなかったが、駅を出てすぐにあるモニュメントを見て懐かしさがこみ上げてきた。
でも「こんな色だったかな?」と気になったが、どうやら少し前に色を塗りなおしたらしい。
宇野駅
宇野駅前から玉野競輪場方面を望む
歩いて競輪場へ向かう
マスコットキャラクターの「ガッツ玉ちゃん」
駐車場、あと少し!
さっきの場所でなぜか左折してしまう失態で田井方面へww
よーやく到着!
また懐かしさがこみ上げてきた!
この日は入場無料
いきなりクライマックス間近の11レースから参戦!
出発が昼からだったのに加えて岡山駅から宇野駅までの電車は1時間に1本だけ、更に道を間違えるのも合わさり到着した時には10レースの締め切り直前。
ただでさえ初心者だから買う材料も分からなくて、目星の選手もいないんじゃどうしようもなくレース観戦のみ。
結果は順当な決着で、入線後に選手が流しながらファンと少しの会話をしていたのが印象的。
競馬・ボート・オートではほとんど見られない光景で新鮮だったなぁ。
さて!11レースを検討する。
と言っても何をどう検討すればよいのかが分からないw
なのでオッズパークにある予想に丸乗りすることにする・・・も、当たらず。
外れたからと言ってムキになったりせず、ただただその場の雰囲気を味わうことができればいいんだけど、前回も全敗だったので
「ガミでもいいから当たってほしいなぁ」
というのが本音だったりするw
いよいよ決勝!
さて、到着して間もない気はするが、いよいよ決勝が始まる。
無知ながら色々と調べてみると、1番の村上義弘選手は年末のグランプリを制した選手で、3番の岩津裕介選手は岡山を代表する選手だと知る。
けれど競輪にはラインがモノを言うそうで、そのせいかこの2選手はあまり人気がない。
おそらく実績を鑑みるとこの2選手を買うべきなんだろうが、車券を購入するファンは私なんかよりもはるかに精通している方々、そんな方々が支持をここまでしていないということは、それ相応の理由があるんだろうと思い、結局またオッズパーク便りにして丸乗り。
そのオッズパークも、その2人をヒモに入れた車券を予想しつつも、その2人で決着するという予想はしておらず、やっぱり素人目には判らない、それ相応の理由があっての人気薄なんだろうなぁ。
さぁレース、地元の岩津選手よりも村上選手に対する熱い声援が飛び交う中、最後はなんと1着村上選手2着岩津選手で決着するという結果に!
うーーーん、下手に予想に乗るよりも、最初に気になった2人の2車単折り返しの2点だけ購入していれば良かったなぁ。
まま!それを含めて楽しめればOK!
初志貫徹の方が、無策に方針転換をして後悔するよりも気持ちがいいしね!
表彰式
さすが記念競輪とあって、前回の来訪時と比べてもお客さんの数は何倍も多い印象。
やっぱり脚が太いんだけど、それだけじゃなくて全身がガッチリしている。
他の公営競技の選手は基本的に減量を良しとしているが故に、競輪特有の体型だなぁ。
バンク開放!傾斜がすごい! そして照明機を見て思う
表彰式の後にバンク内を自由に歩けるイベントがあって、これは参加せねば!と勢い勇んでバンク内へ。
2016年11月よりミッドナイト競輪を始めた玉野競輪の照明設備。確か全部で4億円かかったとか・・・競輪事業の存続に本気になっているのが伺える。
ミッドナイト開催となることで、場内で必要となる人件費の大半が節約でき、競合が少ないというメリットから売上も望めるのだが、それでも初期投資に多額の資金が必要となるので、そうそう容易にはGOサインが出ないことは想像に難くない。
日本で最初にナイター開催を始めたのは大井競馬で、当初の目論見はアフターファイブ客を取り込む策としての導入だった。
しかし時代は移り変わり在宅投票が容易に可能となった現在では、実際に現地や場外発売所まで赴く必要がなく、仕事が終わりゆっくり家でくつろぎながら投票することができる。
であれば、従来のナイターは21時前後までで終了していたが、それよりも後に開催することで競合する開催場がなく独占できるというメリットに目を付けたのが競輪界で、小倉競輪が2011年に開始した。
売上は好調で追随する場も増え、ミッドナイト開催は周辺住民との折り合いが非常に大切が故に騒音が他の競技と比べて大きくない(ドームの場もある)競輪だけが実現できるものだと思い込んでいたが、その辺りの問題をクリアした飯塚オートが他公営競技では初となるミッドナイト開催を実現し好調な売上実績を残しているなど、その波及効果は凄まじいものがある。
ちなみにボートレースではモーニングレースとして、従来の1レース発走時間よりも2時間ほど早い9時台からスタートする開催を2010年の芦屋を皮切りに徳山や唐津でも行われ、この例に倣って競輪でも同様の趣旨の開催を始めている場がある。
とにかく「競合が少ない時間帯に在宅投票客を取り込む」ことが大事なのである。
本場に来るファンの数は、ほぼ全ての競技・場において減少している(全てを調べた訳ではありません・・・)。
昭和50年代~平成初期にかけて各地で見られた鈴なりのファンの姿を見るのは、もう最大級のビッグレースが行われない限りは見ることができない。
特にアクセスが悪い地方の場であればなおさらだ。
ミッドナイト開催はファンが場内に足を運ぶこと自体なくなる。
あっても何かのイベント関係での見学ぐらいか。
傍から見れば、それはそれまで本場まで来ていたファンを切り捨てると言っても過言ではないかもしれないが、そういったファンを大切にすれば赤字体質を免れるという状況ではない。
生き残るために、最善の策を尽くしている。
公営競技は慈善事業ではない。
私はそういった生き残りに躍起になる姿勢を持つ場を応援したい・・・が、だからと言ってそういう場の全てにお金を落とすことができるほど裕福ではない現実w
もっとお金が稼げるようになった時にはミッドナイト競走を買ったり、貧乏な現状でもw今回の玉野のように例外的に行われる昼間開催の時には足を伸ばすようにしよう。
お金を落として応援をする、私が当たろうが外そうが、とにかく買って楽しめばその金額の25%がその場の懐に入るのだから。
決勝線
凄い傾斜なのがお判りだろうか
競輪では傾斜角度のことをカントというんだったかな
バンクの開放が終わり、玉野競輪場を後にする。
駐車場の開催告知が往路の時と既に変わっていた。
田井みなと公園へ
イングレスを嗜んでいるので、滅多に行かない場所のポータルはなるべくハックしておきたい。
往路で道を間違えた時にポータルが密集している場所を見つけたので、せっかくなので訪れてみようと思い再度田井方面に向かう。
調べていないけど、たぶん海が近いからこれは海水だろう
かわゆい・・・
イングレスに夢中になりすぎて、すっかり暗くなってしまった
駅まで戻った時には既に真っ暗
駅周辺を散策していたらすっかり遅くなってしまい、帰りの電車まで残り1時間という恐ろしい事態になってしまったw
ちょうど岡山駅まで向かうバスが出ていたので、そのバスに乗って岡山へ戻ることに。
電車よりもスピードが遅い分、ポータルをちょくちょくハックできてホクホクw
陽射しが無くて肌寒かったけど、10年ぶりの玉野競輪は楽しかったな~!